島根県育英会 大阪学生会館

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2019.12.28
12時閉寮

晩秋

秋は、実りの秋・食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋…などの言葉に表されるように、豊かで心躍る季節です。
しかし、晩秋になるとなんとなく物悲しいような、不安定な季節だと感じます。
心身に力を蓄えつつも、夕暮れの空や空気の冷たさに厳しい冬を予感する時季ということだろうか、と思索にふけっています。

写真は大学で撮った構内での紅葉の様子です。
なんだか綺麗だなと感じ、思わず撮影しました。

秋の足音

相変わらず降り注ぐ太陽の光は強いですが、それでもなんとなく空気がひんやりとしてきた今日この頃です。

このピンク色のお花、わたしは名前が分かりません。ご存知の方教えてください。
8月上旬から咲いているようです。見ごろが長いですね。

写真には収められませんでしたが、赤とんぼが1匹、木の近くをすーっと飛んでいきました。
どこの水場でヤゴから孵ったのでしょうか。大阪でも秋の風物詩が見られて嬉しいです。

冬が来た

一気に寒くなりました。この季節になると思い出す詩があります。高村光太郎の詩です。どの作品にも真っ直ぐな線のようなものが感じられ気品を感じます。室生犀星にも似た感じがします。学校で習った「道程」を覚えてますか。
「道程」
僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ

僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気概を僕に満たせよ
この遠い道程のため

次の詩にも凛とした心の内が読み取れます。

「冬が来た」(詩集「道程」より)
きっぱりと冬が来た

八つ手の白い花も消え
公孫樹(いてふ)の木も箒(ほうき)になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背(そむ)かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食(ゑじき)だ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た